DATE : 2007/02/22 (Thu)
安保理は昨年末、イランに対し、21日までに濃縮関連活動を完全停止するよう要求した。
しかし、ラリジャニ氏は会談後の記者会見で、「イランは今後も核拡散防止条約(NPT)の枠内で(核関連開発を)継続する」と強調。安保理が追加制裁決議をした場合には「相応の対抗策をとる」と警告した。
イランが停止期限を無視したことで、エルバラダイ事務局長が厳しい報告書を提出するのは間違いないが、外交筋によれば、安保理は、IAEA定例理事会(3月5~9日)の前に具体的行動を起こさずイランと米国の対立を和らげる余地を残すという。
ロイター通信によれば、ラリジャニ氏はエルバラダイ事務局長が提案している「国連の制裁決議」と「イランの濃縮関連活動」の同時停止案に関心を示したとされ、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表が今後、調停に乗り出す可能性もある。
欧州内では、核の「研究」を実施したいと主張するイランに対し、濃縮ウランの原料の投入をさせずに遠心分離機の稼働だけを認めるとの妥協案も出されている。
DATE : 2007/02/09 (Fri)
グーグルが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で明らかになった。
ハーリー氏らは創業から2年足らずでユーチューブを売却しており、短期間で大富豪の仲間入りを果たしたことになる。
ユーチューブは2005年に立ち上がり、利用者が映像を投稿、閲覧できるサービスで急成長した。
グーグルが昨年、株式交換方式で16億5000万ドルで買収している。
DATE : 2007/01/12 (Fri)
経済成長を続ける中国が世界の企業の生産拠点としてだけではなく、
モノを売る市場としても魅力の高い国になったことが証明された。
自動車の販売台数が日本を抜き、世界2位となったうえに、
富裕層の増加で、高級車ブームも到来しているという。
新華社電によると、中国自動車工業協会は11日、
2006年の中国の新車販売台数が前年比約25%増の約720万台に達し、
日本(674万台)を抜いて米国に次ぎ世界2位になったと発表した。
中国の自動車販売台数は03年には500万台を下回っていたが、
毎年2けたの成長を続け、05年で575万台と日本に肉薄。
軽以外は販売の前年割れが続いている日本を06年に抜くのは確実視されていた。
中国の販売台数は2010年には1000万台に達するとの予測もあり、
人口減少で市場が縮小している日本との差は今後も拡大するのは必至。
06年で約1650万台だった米国を追い上げていくことになりそうだ。
▽高級車ブーム
そのうえ富裕層も増加、世界の自動車メーカーが高級車販売にしのぎを削り始めた。
北京の高級百貨店に、ロールスロイスと並び、世界で最高級とされる英ベントレーの販売店がある。
展示中の3台はいずれも300万元(4500万円)以上。
北京ベントレーによると、世界でベントレーの特別仕様車を10台だけ発売したことがあったが、
うち7台を中国人が購入した。中国での価格は約1200万元(1億8000万円)に上ったが、
「情報技術(IT)、不動産、エネルギー会社の経営者らが買った」
という。
日系各社も相次いで高級車の販売に乗り出した。
トヨタ自動車は05年2月から「レクサス」、06年秋にはホンダが「アキュラ」、
日産自動車が「インフィニティ」の販売を始めた。レクサスの担当者は
「高級車市場は年間に20%の規模で拡大する」
と分析する。
▽日系各社は苦戦
日系各社の悩みは、中国人がメルセデス・ベンツやBMWなどドイツの高級車を好むことだ。
レクサスの担当者は
「中国でドイツの高級車に肩を並べるには、7年ほどかかるだろう」
と語る。
中国での06年の企業別乗用車販売ランキングでは、
米ゼネラル・モーターズ(GM)の合弁企業、
上海GMが販売台数36万5400台で2年連続で首位の座を守った。
一方、日系では、広州ホンダ(22万4300台)の6位が最高。
ほかに、一汽トヨタ(21万400台)と東風日産(19万8900台)がランクインしたものの、
それぞれ7位と10位にとどまり、日本ブランドの苦戦ぶりを浮き彫りにした。