即席めん業界4位の明星食品に対して
株式公開買い付け(TOB)を実施していた業界首位
の日清食品は15日、発行済み株式の86.32%に
あたる約3676万株の応募があり、TOBが成立したと発表した。
買収総額は約320億円にのぼる。これに伴い、明星は
日清の連結子会社となり、上場廃止となる可能性が高くなった。
日清は当初、明星の連結子会社化を想定せず
、商品で競争しながら、研究開発や原料調達などで協力する
「競争と協業」を打ち出していたが、TOBの結果を受けて
戦略を修正する可能性も出てきた。一方の明星は
上場廃止となる見通しで、経営の自由度が制限されるのは確実だ。
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