category: 英語
DATE : 2006/12/25 (Mon)
DATE : 2006/12/25 (Mon)
『世界中、人類、みんな、みんな一緒です!』
なんて風なフレーズもありますが、
あなたも本当にそう思います??
そりゃあ、人類みんな人間ですし、
「喜び」や「悲しみ」、そして「怒り」
同じような感情を持ちあわせています。
でも、
やっぱり違うんですよ。
西洋人と東洋人はやっぱり違う(うん、うん)。
これは一緒の空間で住んでみるとよくわかります。
なにが違うかって?
「思考です」
西洋人と東洋人は思考が違うのです。
■この前、興味深い記事を読みました。
中国人女性が雑誌に載せていた記事なのですが、
「東洋人と西洋人の思考の違いによる英語学習の影響」
について書かれた記事でした。
英語タイトルは、
The Influence of Different Thinking Modes in
Chinese and Western Cultures on English Study.
要は、
東洋人(記事の例では中国人)が英語を学習して、
英語で物事を表現しようとしても、
文章(話の筋)の表現が
西洋人の思考回路に沿ったものになっていない場合が多い、
という内容。
■東洋人の思考は一般的に「implict」です。
一方、西洋人の思考は「explict」が一般的。
そして、この二つの言葉は対極にあります。
「implict」というのはどういう意味かというと、
和訳では「暗黙の」と訳されたりします。
英英辞典(ロングマンより)によると次のようになります。
to form a central part of something,
but without being openly stated.
一方、「explict」は和訳で、
「はっきりと」「明確に」。
英語での意味は次のようになります。
to say something very clearly and directly.
■西洋人は物事をはっきりと伝えます。
とても理論的でもあります。
そして、
「英語」という言語は、
物事をはっきりと&理論的に
伝えるように作られた言葉でもあります。
思考が言語を作り、
そして言語が思考を作っていったのでしょう(相互作用で)。
■一方、東洋の多くの言葉は
物事をはっきり伝えることなく、
しかしながら、
物事の真意を(しっかりと)相手に伝えることに長けています。
話の文脈で相手にわからせるのです。
ここにおいても、東洋の思考が東洋の言語を作り、
東洋の言語が東洋の思考を作り上げていったといえると思います。
■東洋人同士で、
東洋の言葉を使ってコミュニケーションする場合は問題ありません。
しかし、
「英語学習者の東洋人」が
英語で自分の意見を表現しようとした際、
問題がおこります。
使っている言語は英語なのですが、
文章が東洋の思考を元に組み立てられているのです。
いいたいポイントをズバリ言うのではなく、
巧みに言葉を駆使しながら
ポイントを暗示させるような文章表現方法をとるのです。
(筆者の個人的な意見としては、このような文章の方が深みもあるし、
読んだり聞いたりしていて面白いのですが..)
これをやられると英語ネイティブスピーカーは理解に苦しみます。
と、いうか理解出来ないのでしょう。
そして、
言語をきちんと使いこなしていない人間とみなすのです。
(別の言い方をすると)教育を受けた大人の文章ではないとみなすのです。
■「英語」を使うというのは、
英語の文法や単語を単に使うということだけではありません。
英語の思考に沿ってあなたの意見を表現する必要もあるのです。
特に、論文等のフォーマル文章や、人前での発表会などのケースでは
このことが強く求められるのです。
そのことを是非知っておいて下さい。
英語の思考に沿った文章の書き方については
また機会をあらためてお話ししますね。
なんて風なフレーズもありますが、
あなたも本当にそう思います??
そりゃあ、人類みんな人間ですし、
「喜び」や「悲しみ」、そして「怒り」
同じような感情を持ちあわせています。
でも、
やっぱり違うんですよ。
西洋人と東洋人はやっぱり違う(うん、うん)。
これは一緒の空間で住んでみるとよくわかります。
なにが違うかって?
「思考です」
西洋人と東洋人は思考が違うのです。
■この前、興味深い記事を読みました。
中国人女性が雑誌に載せていた記事なのですが、
「東洋人と西洋人の思考の違いによる英語学習の影響」
について書かれた記事でした。
英語タイトルは、
The Influence of Different Thinking Modes in
Chinese and Western Cultures on English Study.
要は、
東洋人(記事の例では中国人)が英語を学習して、
英語で物事を表現しようとしても、
文章(話の筋)の表現が
西洋人の思考回路に沿ったものになっていない場合が多い、
という内容。
■東洋人の思考は一般的に「implict」です。
一方、西洋人の思考は「explict」が一般的。
そして、この二つの言葉は対極にあります。
「implict」というのはどういう意味かというと、
和訳では「暗黙の」と訳されたりします。
英英辞典(ロングマンより)によると次のようになります。
to form a central part of something,
but without being openly stated.
一方、「explict」は和訳で、
「はっきりと」「明確に」。
英語での意味は次のようになります。
to say something very clearly and directly.
■西洋人は物事をはっきりと伝えます。
とても理論的でもあります。
そして、
「英語」という言語は、
物事をはっきりと&理論的に
伝えるように作られた言葉でもあります。
思考が言語を作り、
そして言語が思考を作っていったのでしょう(相互作用で)。
■一方、東洋の多くの言葉は
物事をはっきり伝えることなく、
しかしながら、
物事の真意を(しっかりと)相手に伝えることに長けています。
話の文脈で相手にわからせるのです。
ここにおいても、東洋の思考が東洋の言語を作り、
東洋の言語が東洋の思考を作り上げていったといえると思います。
■東洋人同士で、
東洋の言葉を使ってコミュニケーションする場合は問題ありません。
しかし、
「英語学習者の東洋人」が
英語で自分の意見を表現しようとした際、
問題がおこります。
使っている言語は英語なのですが、
文章が東洋の思考を元に組み立てられているのです。
いいたいポイントをズバリ言うのではなく、
巧みに言葉を駆使しながら
ポイントを暗示させるような文章表現方法をとるのです。
(筆者の個人的な意見としては、このような文章の方が深みもあるし、
読んだり聞いたりしていて面白いのですが..)
これをやられると英語ネイティブスピーカーは理解に苦しみます。
と、いうか理解出来ないのでしょう。
そして、
言語をきちんと使いこなしていない人間とみなすのです。
(別の言い方をすると)教育を受けた大人の文章ではないとみなすのです。
■「英語」を使うというのは、
英語の文法や単語を単に使うということだけではありません。
英語の思考に沿ってあなたの意見を表現する必要もあるのです。
特に、論文等のフォーマル文章や、人前での発表会などのケースでは
このことが強く求められるのです。
そのことを是非知っておいて下さい。
英語の思考に沿った文章の書き方については
また機会をあらためてお話ししますね。
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