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DATE : 2024/04/23 (Tue)
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DATE : 2006/12/28 (Thu)

日銀の福井俊彦総裁は27日、日本経済の現状と先行きについて、

「緩やかではあるが着実に拡大を続ける」

と前向きな展望を示したうえで、注目の追加利上げのタイミングについて、

経済指標を精査しつつ予断をもたずに検討する考えを示した。

同時に、福井総裁は安倍政権の成長路線も意識し、

政府・与党との対話についても今後「最大限努力したい」と語った。
 

福井総裁は、景気が今後も息の長い成長を続けると予測。

足元で弱含んでいる個人消費についても、

「強弱の指標が入り交じっているが、企業部門から家計部門への波及も、緩やかにだが進んでいる」

として、基調としては底堅く推移しているとの見方を示した。
 

そのうえで、金融政策については

「経済が成長を続けると、ゼロ近傍の金利とのギャップは強まっていく」

と指摘。年内は見送った追加利上げについては

予断をもたずに検討する考えを強調しながらも、

「経済データを丹念に分析し、お正月休みも含めて勉強したい」

と語った。
 

また、成長路線を掲げる安倍政権の経済政策との関連については、

「高めた潜在成長力を実際に発揮することに、日銀の政策も貢献できる」

と自信を示した。
 

景気の下振れリスクを懸念する政府・与党による

日銀への牽制(けんせい)も強まっているが、福井総裁

「積極的にコミュニケーションをはかることが重要」

との考えを強調。来年には参院選が控えるが、

「大事なのはむしろ選挙の後も息の長い成長を続けることだ」

との考えを示した。
 

一方で、福井総裁村上ファンドへの資金拠出問題や職員の不祥事など、

日銀の組織全体の信任も問われているが、福井総裁

「規律正しく効率的な組織運営に一層努める」

として、改革を継続する考えを示した。

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